また、会える(ロマーリオ)/死ぬ気ヒロイン。10年後、死ネタ夢。
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『ロマーリオさん!!』
ナマエさんは、いつも笑顔で俺達を楽しませてくれていた。
『いつか私が、綺麗な大人になったら…イタリアの街を一緒に歩いてね。』
いつだったか、そんな事を言われた。
中学生の今でも立派なレディーだ。
すぐにでも、案内したい。
「えぇ、勿論ですよ。」
それでも、大人になった彼女に会いたくて、俺はそう答えておいた。
あれからもう、10年が経つのか…
「…え?どういうことだ、ボス。」
「だから…ナマエが、死んだ。」
俺は未だに現役マフィアをやって、ボスの側で働いている。
10年後の今日、ボスから突然告げられた。
「イタリアに来ていてな。その、任務で…ターゲットがナマエだったんだ…」
「どうしてナマエさんが…」
どう考えたって、マフィアの世界に関わってはいない。
しかも、イタリアで。
彼女は一度だってイタリアには来たことがないんだ。
「誰が…殺ったんだ?」
彼女を、
ナマエさんを
「ツナだ。」
「……」
何故、どうして
何処からそうなった?
彼女の死は、いつから決まっていた?
「依頼主はわからねぇけど、依頼日は…10年も前の事だったらしい。」
「んなバカなっ」
あの日から、ナマエさんとの約束は果たされないという事が決まっていたのか?
「死体は、ツナが…処分したらしい。」
「…そうか。」
ボンゴレも、きっとツライ気持ちだろう。
「ナマエの事は、残念だけど…」
「わかってる、ボス。いつまでも感傷に浸るわけにもいかねぇな。」
俺達は、これから戦場に何度も行く。
その度に、仲間を失う。
それでも、また戦場に行くマフィアなんだ。