痛み(京子夢)/思春期番外編
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痛みは、あたしにとって快感だった。
『う……っ、くぅ…』
「ナマエちゃん…痛い?」
愛しい愛しい京子に刻まれる傷跡。
京子の怒りや憎しみを、あたしの体に刻んでいる。
『気持ち…良いよっ』
「……そう。」
―ザシュッ―
『アァッ!!』
さっきよりも深く。
私のナカに入ってくる刃物。
京子の憎悪はあたしだけが受け入れている。
誰も知らない、あたしにしか見せない本当の京子。
嗚呼、愛しい。
「…ナマエちゃんって、痛覚無いの?」
『はぁ…あるよ』
「じゃあ、どうして痛がらないの?」
『京子から貰う痛みは、快感だから。』
あたしがそう言うと、京子は一瞬驚いた顔を見せて…
「ありがとう。」
って言って、笑ってくれた。
京子の笑顔に、あたしの血はよく似合うなぁ。
でもそれは、あたしが黒曜に行く前の話し。
黒曜から帰って来た今、京子はあたしに刻まなくなった。
『京子おはよう!』
「おはよう、ナマエちゃん。」
黒曜から帰って来て一週間。
学校に行けば京子に会えるから、毎日幸せ。
でも、刺激が足りない。
『京子…』
「ん?」
『あたし、京子がする事なら何でも受け入れるからね。』
「…そう。」
そうって、それだけ!?
『京子京子愛してる、大好き。』
呪文みたいに言って京子を抱きしめると、京子は大人しくしている。
嫌ではないらしい。
周りの視線が嫌みたいだけど。
「おはよー…って、き、京子ちゃん!?」
「え…きゃっ!ツ、ツナ君!!」
―ドンッ―
『!!』
サワダツナヨシが教室に入って来た。
それに気付いた京子は、驚いてあたしの胸を押して離れた。
『サワダツナヨシ…テメェ…』
「ひっ!!」
毎回毎回あたしと京子の邪魔しやがって!!死ね!!