１年後も

５年後も

１０年後も



君の言葉が聴きたいと
俺は思うんだろうな。


『ツ～ナ!!』


部屋でジャンプを読んでたらナマエが勝手に入ってきた。


…………ランボの１０年バズーカーを持って｡



「…何だよ突然」

『フッフッフ～何か１０年後のツナが見たくてさ､ランボからうばっ…借りたんだ～』

「今明らか奪ったって言おうとしたじゃん!?」


『細かい事は気にするなベイベー』


「え…ちょっ､待ってよ…」

『いってらっしゃいませ～!!』


―カチッ―
―ドオンッ―

「ぅわぁ!!」



煙に包まれて､視界をハッキリさせると…


「10代目!?」

「…ツナ？」


「あ､あれ？えっと…」




大人びた…獄寺君と

大人びた山本…？




「10代目!?どうなされたんですか!!」

「ハハッ｡ツナ縮んだなぁ～」


「獄寺君と…山本？」



あぁぁぁぁ
マジで１０年後だよ…
…ちょっと待ってよ｡


「って死体ぃぃぃぃっ!?!?;;」


足元に死体がっ!!


「何言ってんだ？さっき殺った奴だろうが｡」


山本…何その爽やかな笑顔…


「あの…俺､１０年前の俺なんだけど…」



「「……」」



「あ～ハイハイ｡成程｡」

「１０年前の10代目!?お久しぶりです!!」



何かあまり変わってなくて少し安心した｡



「あのさ…この状況を見るとさ…マフィアになったの？」


「ハイッ!!立派なボンゴレ10代目となられました!!」


獄寺君は全然変わってない気がした。