身体測定(京子)/思春期番外編
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身体測定。
あたしは自分の体のデータには興味無いから、どうでも良い。
でも、京子の体について良く知れるチャンスだ!!
「去年からだいぶ体重落ちてるな。ちゃんと食えよ。」
『…どうでも良い』
体重計に乗ると、シャマルが難しい顔をした。
あたしは自分の体が軽くなろうと重くなろうと関係ない。
まぁいろいろあった年ではあったし、減るのは仕方ないな。
「そのうちガリガリな女になるぞ。そうすると、難産になる恐れがある。」
『産まねえし。返せ。』
誰の子供産むんだよ。
男産んじゃったらどうするんだよ。
シャマルから測定の紙を奪って、体重計から離れた。
『京子!』
京子に抱きつくと、京子は何だか落ち込んだ表情を見せる。
『どうしたの?』
「体重…増えちゃったの。身長は変わらないのに。」
そういえばあたしも、身長は変わらなかった。
もう伸びないのかな。
『京子は可愛いから、増えても良いの!』
「イヤよ。何で太っちゃったんだろ…」
そりゃあ多分、ケーキの食べ過ぎじゃあ。
「……あれ?体重減ったの?」
『うんシャマルにもっと食えって言われた死ねば良いのにねあの変態。』
シャマルの話はどうでも良いから、早口で喋ってみた。
京子も差ほど興味が無いらしい。
「良いなぁ…私も痩せたい。」
『今は成長期だから仕方ないよ。大人になれば痩せるって!だいたい、京子は太ってないよ。』
「だって…お肉摘めるんだよ?」
『あたしだって摘めるよ。ほら。』
「それ…皮だけだよ…」
『そうなの?』
そんな事よりあたしが興味あるのは京子の全てだ。
色々書かれた京子のデータを覗く。
『京子、少し視力落ちたね。』
「うん…でも、授業には特に影響してないから大丈夫。」
『あ。本当だ、体重増え…』
てる、って言おうとした瞬間。
京子が睨んできた。
これ以上話たら、嫌われるかも。
「はぁ…身体測定って嫌だな。今の自分が嫌いになる。」
『あたしは去年より、今の京子の方が好きだよ。』
「…ありがとう。」
京子が照れながら笑ってくれた。
嬉しい!
『次のやつ、行こう!』
「あ、うん!」
今年はもっともっと京子の事を知るんだ!
(そしてまた来年、あたしはもっと京子を好きになる)