喜狂番外(リボーン夢)




頭の中がふわふわして、
ボーっとして、
今にも体が倒れそう。


これは、つまり、







『ねむい…』

「寝るな。」


―ピシッ―

『いたっ』



眠すぎて、いつものリボーンのでこぴんが優しく感じる。





「これからは学校に通うんだろ。なら、少しは勉強しろ。」



『はぁ…い………ぐぅ』


「……」




―バシンッ―

『あだっ!!』



「寝るなって言ってんだろ。」


今度は教科書で叩かれた。




『無理です眠いです。』

「ブラックコーヒー飲むか？」


『…飲めない』


だいたい、あたしはカフェインなんて効いてるのか効いてないのかが分からない。
飲んでも眠いし。




『勉強嫌い。』


「知るか。」


『リボーンは好き。』


「…知ってるぞ。」



『あ。今、照れたでしょ。』


「照れてねぇ。」


『嘘だー。可愛い。』



「……」




あー、眠い。
これは完全に勉強への拒絶反応だ。
そうに決まっている。




「おい。」

『……』


「寝るな。」

『……』





リボーンの声が、遠い…



―ちゅっ―



ん…？



『り、り、り、リボーン!?』


「お。起きたな。」



『起きるよ!!』




そんな、だって、そんな急にキスされればビックリするよ!!




「ならさっさと勉強しろ。そしたら続きしてやるから。」


『続き!?』


続きって何!?

あぁ、リボーンがにやって笑った！

やだ、絶対顔赤いよ!!



『うぅ…っ一気に目覚めた。』


「なら勉強しろって。」



『リボーンのバカァ…』


「は？」

『嘘です!!!』



リボーンの事になると、頭の中が覚める。

リボーンはまるで、あたしの…




《カフェイン》