ひな祭り/思春期番外編。 京子&骸
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ていうか…
「クフフ。楽しいコト、ですか?」
『骸…』
京子、ワザとあぁ言ったんだ。
寧ろ最近楽しいコトをしてないじゃないか。
『骸…違うの。聞いて。』
「クフフ。分かっていますよ。僕への当て付けでしょう?」
たぶん、そうだ。
「気に入りませんね。」
『京子を悪く言ったら許さないからね!!』
「貴女の隣は、男ではダメなんですか?」
『っ、』
どこから聞いてたんだ!
「ねぇ、答えてください。僕じゃダメですか?」
『~っ』
ダメなわけないじゃないか。
男でも、骸なら良いんだよ。
でも、そんな事言えない。
「クフフ。冗談ですよ。僕も帰ります。」
え?
骸、帰っちゃうの?
『や、やだ!!』
―ガシッ―
骸の服を掴んだ。
何処か行ってしまいそうで。
『帰らないで。』
「……」
『今日は一緒に居て。』
何言ってるんだろ、あたし。
「……僕もバカですねぇ。」
『え?』
「京子に少し妬きました。」
『……』
「これ…貴女と食べようと思い、買って来ました。」
『それ…』
ひなあられ?
「僕も今では女でもありますからね。一緒に楽しもうかと思いまして。」
『…あたしと?』
「他に誰か居ますか?」
嬉しい。
わざわざ来てくれたんだ。
『骸…公園行こ。』
「クフフ、はい。」
骸にも、隣に居てほしいよ。
京子にも居てほしい。
あたし、まだ子供なのかな?
「いつか貴女の隣が誰か決まるとしても、またこうしてお菓子を一緒に食べましょうね。」
『…うん。』
骸。
その優しさ、好きだよ。
『ひなあられ美味しいね。』
「はい。」
(一番には出来ないけど)