気まぐれ/過去の夢ネタの塊です。
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思春期番外(骸夢)
『好き、嫌い、好き、嫌い、好き…』
「何してるんですか?」
『花占い』
クロームの体を借りて、僕の隣に座る子を見た。
たんぽぽで花占いをしているらしい。
『えっとー…嫌い、好き、嫌い、好き』
「そんな事をしなくても、結果は決まっていますよ。」
僕がそう言うと、きょとんと理解できないという顔をされた。
『何で?こんなに花びらがあるじゃん!!』
「たんぽぽというのは、沢山花びらがついているように見えますが、元々は1枚なんですよ。」
『ウソだね。』
「本当ですよ。」
1枚の花びらが、くるくる回ってたんぽぽという花になる。
1枚という事はつまり、花占いの結果は決まっている。
「答えは“好き”で決まりなんですよ。」
『ほ…本当?』
「えぇ。」
目が合う。
相手の顔が、紅くなった。
一体、誰の気持ちを占ったんですかね。
「…“京子”との占いですか?」
聞くまでもない。
彼女の好きな人は、彼女と出会った時から分かっていましたから。
『わからないの』
「え?」
意外な答え。
わからない?
『最初は京子だったのに、花びらを抜いてるうちに頭がぐちゃぐちゃして…』
「それは、どういう風に?」
『京子が最初で、その後あたし、髑髏も好きだって思った。』
「ほう。クローム、ですか。」
少し残念ですね。
『でも、髑髏の中に入ってる骸が出てきて、サワダツナヨシも出てきて…』
「僕と、沢田綱吉?」
どういう組み合わせですか。
『そしたら、誰を占おうと思ったのか…わからなくなっちゃって。』
「……」
それでも彼女の顔は真っ赤。
つまり、その中の誰かが一番愛しい。
でも、自分ではわからない。
「大丈夫ですよ。」
『え?』
「先程も言ったように、たんぽぽの花びらは1枚。
相手が京子だろうと、クロームだろうと、僕だろうと、沢田綱吉だろうと…結果は同じです。」
『同じ?』
「みんな、貴女が好きなんですよ。」
少なくとも、僕はそうですよ。
そう言ったら、恥ずかしそうに彼女が俯いた。
《たんぽぽ》
『好き、嫌い、好き、嫌い、好き…』
「何してるんですか?」
『花占い』
クロームの体を借りて、僕の隣に座る子を見た。
たんぽぽで花占いをしているらしい。
『えっとー…嫌い、好き、嫌い、好き』
「そんな事をしなくても、結果は決まっていますよ。」
僕がそう言うと、きょとんと理解できないという顔をされた。
『何で?こんなに花びらがあるじゃん!!』
「たんぽぽというのは、沢山花びらがついているように見えますが、元々は1枚なんですよ。」
『ウソだね。』
「本当ですよ。」
1枚の花びらが、くるくる回ってたんぽぽという花になる。
1枚という事はつまり、花占いの結果は決まっている。
「答えは“好き”で決まりなんですよ。」
『ほ…本当?』
「えぇ。」
目が合う。
相手の顔が、紅くなった。
一体、誰の気持ちを占ったんですかね。
「…“京子”との占いですか?」
聞くまでもない。
彼女の好きな人は、彼女と出会った時から分かっていましたから。
『わからないの』
「え?」
意外な答え。
わからない?
『最初は京子だったのに、花びらを抜いてるうちに頭がぐちゃぐちゃして…』
「それは、どういう風に?」
『京子が最初で、その後あたし、髑髏も好きだって思った。』
「ほう。クローム、ですか。」
少し残念ですね。
『でも、髑髏の中に入ってる骸が出てきて、サワダツナヨシも出てきて…』
「僕と、沢田綱吉?」
どういう組み合わせですか。
『そしたら、誰を占おうと思ったのか…わからなくなっちゃって。』
「……」
それでも彼女の顔は真っ赤。
つまり、その中の誰かが一番愛しい。
でも、自分ではわからない。
「大丈夫ですよ。」
『え?』
「先程も言ったように、たんぽぽの花びらは1枚。
相手が京子だろうと、クロームだろうと、僕だろうと、沢田綱吉だろうと…結果は同じです。」
『同じ?』
「みんな、貴女が好きなんですよ。」
少なくとも、僕はそうですよ。
そう言ったら、恥ずかしそうに彼女が俯いた。
《たんぽぽ》