気まぐれ/過去の夢ネタの塊です。
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喜狂番外(バジル)
恋愛にひた向きな女性は、美しい。
拙者は、そう思っていた。
「え?日本に、ですか?」
『はい。任務があるんです。』
久々にイタリアで再開したその方は、家で荷物を詰めていた。
拙者がどうしたのかと訪ねると、こちらを向かずに“日本に行くの”とだけ答えた。
「日本でですかー。拙者、日本は好きなので羨ましいですよ。知り合いのもとでの任務ですか?」
『たぶん、バジルの親方様の息子さんの所ですよ。』
親方様の…息子…
「オォ、沢田殿のことか!!」
『知り合いですか?』
「はい、拙者も一度お会いしたことがあるんですよ。」
『へぇ…』
「残念です。久々に拙者と修行につきあってもらおうと思っていたのですが…」
荷物の準備があるなら仕方がない。
「帰って来たら、修行につきあってください!!」
『まぁ…はい。』
「そういえば、リボーンさんにも会いたいですね。」
『……』
拙者の言葉で、先程まで荷物を詰めていた手が止まった。
『…は?』
「え、だから…リボーンさんとも久しくお会いしていないので…」
『……』
「え、え、何故クナイを握っているんですか?」
まだ拙者に背を向けているが、その後ろ姿からは異様なオーラを感じた。
『バジル。』
「は、はい!!」
ゆっくり、拙者の方に向けられた顔は
『少しだけ…修行につきあってあげますよ。』
背景に黒がとてもよく似合う、笑顔だった。
「は、はは…お手柔らかに。」
恋愛にひた向きな女性は、美しい。
いや、訂正します。
恋愛にひた向きな女性は、恐ろしいです。
恋愛にひた向きな女性は、美しい。
拙者は、そう思っていた。
「え?日本に、ですか?」
『はい。任務があるんです。』
久々にイタリアで再開したその方は、家で荷物を詰めていた。
拙者がどうしたのかと訪ねると、こちらを向かずに“日本に行くの”とだけ答えた。
「日本でですかー。拙者、日本は好きなので羨ましいですよ。知り合いのもとでの任務ですか?」
『たぶん、バジルの親方様の息子さんの所ですよ。』
親方様の…息子…
「オォ、沢田殿のことか!!」
『知り合いですか?』
「はい、拙者も一度お会いしたことがあるんですよ。」
『へぇ…』
「残念です。久々に拙者と修行につきあってもらおうと思っていたのですが…」
荷物の準備があるなら仕方がない。
「帰って来たら、修行につきあってください!!」
『まぁ…はい。』
「そういえば、リボーンさんにも会いたいですね。」
『……』
拙者の言葉で、先程まで荷物を詰めていた手が止まった。
『…は?』
「え、だから…リボーンさんとも久しくお会いしていないので…」
『……』
「え、え、何故クナイを握っているんですか?」
まだ拙者に背を向けているが、その後ろ姿からは異様なオーラを感じた。
『バジル。』
「は、はい!!」
ゆっくり、拙者の方に向けられた顔は
『少しだけ…修行につきあってあげますよ。』
背景に黒がとてもよく似合う、笑顔だった。
「は、はは…お手柔らかに。」
恋愛にひた向きな女性は、美しい。
いや、訂正します。
恋愛にひた向きな女性は、恐ろしいです。