気まぐれ/過去の夢ネタの塊です。
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喜狂番外(ツナ)
「ねぇ、ちょっと脱いで。」
『え。』
夜。お風呂からあがってあたしは、10代目の部屋でのんびりとしていた。
「早く、脱いで。上だけで良いから。」
『じゅ、じゅ、10代目…どうしたんですか、突然。』
先程から10代目が、あたしの方を見ている事には気づいていた。
でもあたしは、然程気にしないで漫画(ジャンプ)を読んでいた。
まさか、突然パジャマを脱げって言われるなんて…
「いいから、すぐ終るよ。」
―ドサッ―
『うわっ!!』
床に、うつ伏せに押し倒された。
ヤバイ、本当に10代目…どうしたんだろ。
『じゅ、10代目!!どうしたんですか、急に。あたし、脱いでも見た目通りで色気なんてないので、オカズには物足りないですよ!!あ、まさか…また別の人格が!?』
「ねぇ、ちょっとさ…黙っててくれないかな。オカズにするとか考えてないから。それに、俺は今正気だよ。」
そう、呆れたように言った10代目は、あたしの上に跨って、あたしのパジャマを上に捲った。
何がしたいんだ10代目!!;;
「……」
『…10代目?』
え、ちょっと…沈黙ですか?
やめてくださいよ、まさか本当に色気がないって思われた?
「背中の傷…結構酷いんだね。」
『!!』
ゆっくり、あたしの背中に触れた10代目。
たぶん、傷口を触っているんだと思う。
「ごめんね、俺があの時に酷い事をしたから…」
あの時。
たぶん、10代目は前の任務の時に戦った事を言っているんだ。
『10代目、あたしは…この背中に傷を負って、沢山の事を得ました。』
「…何?」
『背中の傷は、10代目から受けたものだけではないんです。
昔、敵の鞭からうけた痕は、リボーンを好きになるきっかけになりました。
雲雀先輩につけられた痕は、雲雀先輩の不器用な優しさを知る事ができました。』
「…俺は?」
背中に、10代目の手の温もりを感じる。
優しくて、温かい。
『10代目との戦いの痕は、仲間思いの10代目の優しさを知る事ができました。
そして、あたしは10代目を…』
「俺、を?」
『守りたい。
そして、一緒にあたしも10代目達と笑っていたいと思えるようになりました。』
「……」
『この傷痕は、悲しいものではありません。あたしは、この傷痕を消すつもりはないです。』
背中全体に、温もりが広がった。
10代目が小さく震えている。
そんな細かい振動まで、あたしの背中には伝わった。
「ごめ、んね…ありがとうっ」
『どうして謝るんですか?』
ぎゅう、と10代目はあたしを背中から抱き締めた。
今度は、10代目の鼓動まで感じる。
「お願いだから…もうこれ以上、傷痕を残さないで。
俺なんかを守る為に、傷付かないで。」
『10代目…』
―ガチャッ―
「…何してんだ、お前ら。」
『あ、リボーン。』
「り、リボーン!!」
10代目は、慌ててあたしから離れた。
「…ツナ、良い度胸してるじゃねぇか。」
「いや、俺は別に下心があったわけじゃ…!!」
10代目の言葉を黙らせるかのように、リボーンが銃を構えた。
リボーン…嫉妬してくれてる!?
―バンッ、バンッ―
「わー!!ちょっと落ち着けよ!!」
「死ね。」
『リボーンが嫉妬…可愛いー!!』
ごめんなさい、10代目。
あたしは、この幸せが続くのなら、喜んで傷つきます。
だから、どうかこの命令に背く事を許してください――…
「ねぇ、ちょっと脱いで。」
『え。』
夜。お風呂からあがってあたしは、10代目の部屋でのんびりとしていた。
「早く、脱いで。上だけで良いから。」
『じゅ、じゅ、10代目…どうしたんですか、突然。』
先程から10代目が、あたしの方を見ている事には気づいていた。
でもあたしは、然程気にしないで漫画(ジャンプ)を読んでいた。
まさか、突然パジャマを脱げって言われるなんて…
「いいから、すぐ終るよ。」
―ドサッ―
『うわっ!!』
床に、うつ伏せに押し倒された。
ヤバイ、本当に10代目…どうしたんだろ。
『じゅ、10代目!!どうしたんですか、急に。あたし、脱いでも見た目通りで色気なんてないので、オカズには物足りないですよ!!あ、まさか…また別の人格が!?』
「ねぇ、ちょっとさ…黙っててくれないかな。オカズにするとか考えてないから。それに、俺は今正気だよ。」
そう、呆れたように言った10代目は、あたしの上に跨って、あたしのパジャマを上に捲った。
何がしたいんだ10代目!!;;
「……」
『…10代目?』
え、ちょっと…沈黙ですか?
やめてくださいよ、まさか本当に色気がないって思われた?
「背中の傷…結構酷いんだね。」
『!!』
ゆっくり、あたしの背中に触れた10代目。
たぶん、傷口を触っているんだと思う。
「ごめんね、俺があの時に酷い事をしたから…」
あの時。
たぶん、10代目は前の任務の時に戦った事を言っているんだ。
『10代目、あたしは…この背中に傷を負って、沢山の事を得ました。』
「…何?」
『背中の傷は、10代目から受けたものだけではないんです。
昔、敵の鞭からうけた痕は、リボーンを好きになるきっかけになりました。
雲雀先輩につけられた痕は、雲雀先輩の不器用な優しさを知る事ができました。』
「…俺は?」
背中に、10代目の手の温もりを感じる。
優しくて、温かい。
『10代目との戦いの痕は、仲間思いの10代目の優しさを知る事ができました。
そして、あたしは10代目を…』
「俺、を?」
『守りたい。
そして、一緒にあたしも10代目達と笑っていたいと思えるようになりました。』
「……」
『この傷痕は、悲しいものではありません。あたしは、この傷痕を消すつもりはないです。』
背中全体に、温もりが広がった。
10代目が小さく震えている。
そんな細かい振動まで、あたしの背中には伝わった。
「ごめ、んね…ありがとうっ」
『どうして謝るんですか?』
ぎゅう、と10代目はあたしを背中から抱き締めた。
今度は、10代目の鼓動まで感じる。
「お願いだから…もうこれ以上、傷痕を残さないで。
俺なんかを守る為に、傷付かないで。」
『10代目…』
―ガチャッ―
「…何してんだ、お前ら。」
『あ、リボーン。』
「り、リボーン!!」
10代目は、慌ててあたしから離れた。
「…ツナ、良い度胸してるじゃねぇか。」
「いや、俺は別に下心があったわけじゃ…!!」
10代目の言葉を黙らせるかのように、リボーンが銃を構えた。
リボーン…嫉妬してくれてる!?
―バンッ、バンッ―
「わー!!ちょっと落ち着けよ!!」
「死ね。」
『リボーンが嫉妬…可愛いー!!』
ごめんなさい、10代目。
あたしは、この幸せが続くのなら、喜んで傷つきます。
だから、どうかこの命令に背く事を許してください――…