気まぐれ/過去の夢ネタの塊です。
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嫌われ番外編(草壁)
『あの人は、ちょっと不器用なんですよ。』
知っている。
『素直じゃないですし。』
知っている。
『でも…影では貴方を必要としていますよ、草壁さん。』
「……」
知らなかった。
『とりあえず、眉毛とリーゼントをどうにかしてはいかがですか?』
「これは俺のポリシーだ。地震、災害があろうと崩さん。」
『あ、ちょっとカッコイイですね。』
まぁな。
『でも、雲雀先輩からのお願いだったら…』
「崩す。」
『…そうですか。』
いつも何かと委員長の情報を集めて来る女。
俺が聞き出せなかった事まで聞いてくる。
『草壁さん。』
「何だ。」
『今度、彼氏にケーキを作ろうと思うんです。何かサッパリしたオススメはありますか?』
委員長の情報を集めては、俺からお菓子作りの情報を聞き出そうとする女。
「生クリームに、布で水分を軽く絞ったヨーグルトを入れると良い。
サッパリした風味になるし、泡立てる時間も短くなる。
砂糖でもジャムでも美味いだろ。」
『なるほど…これならリボーンもきっと…』
ノートにメモをとりながら、ブツブツと何か唱えていた。
『あ、そうだ。雲雀先輩が、少しデザートの量が多いって言っていました。』
「デザートの量が…?」
そんなに作りすぎているだろうか。
委員長は、少食だからな。
「委員長にはいつも、作りたてのデザートを持って行っている。だから、ケーキのワンホールが2、3種類ほど…」
『多いですね。』
そうだろうか?
毎日、飽きたらどうしようかともっと種類を作りたいのだが…
『草壁さん。そのケーキ、あたしにも分けていただけませんか?』
「ん。ケーキを?」
『はい。草壁さんのケーキって美味しいので、沢山研究したいんです!!だから、もし良かったらあたしにもケーキをください!!』
「……」
これはこの女の優しさなのか、それとも本心なのか…
「良いだろう。好きな時間に来い。」
それでも、この女には素直な自分でいられる気がした。
『ありがとうございます!!じゃあ明日、とりに行きますね!!』
「あぁ。」
明日、どんなデザートを作ろう。
委員長以外の為にケーキを作るなど、あった事があるだろうか。
その日の夜は、久々にお菓子の本を読み直した。
『あの人は、ちょっと不器用なんですよ。』
知っている。
『素直じゃないですし。』
知っている。
『でも…影では貴方を必要としていますよ、草壁さん。』
「……」
知らなかった。
『とりあえず、眉毛とリーゼントをどうにかしてはいかがですか?』
「これは俺のポリシーだ。地震、災害があろうと崩さん。」
『あ、ちょっとカッコイイですね。』
まぁな。
『でも、雲雀先輩からのお願いだったら…』
「崩す。」
『…そうですか。』
いつも何かと委員長の情報を集めて来る女。
俺が聞き出せなかった事まで聞いてくる。
『草壁さん。』
「何だ。」
『今度、彼氏にケーキを作ろうと思うんです。何かサッパリしたオススメはありますか?』
委員長の情報を集めては、俺からお菓子作りの情報を聞き出そうとする女。
「生クリームに、布で水分を軽く絞ったヨーグルトを入れると良い。
サッパリした風味になるし、泡立てる時間も短くなる。
砂糖でもジャムでも美味いだろ。」
『なるほど…これならリボーンもきっと…』
ノートにメモをとりながら、ブツブツと何か唱えていた。
『あ、そうだ。雲雀先輩が、少しデザートの量が多いって言っていました。』
「デザートの量が…?」
そんなに作りすぎているだろうか。
委員長は、少食だからな。
「委員長にはいつも、作りたてのデザートを持って行っている。だから、ケーキのワンホールが2、3種類ほど…」
『多いですね。』
そうだろうか?
毎日、飽きたらどうしようかともっと種類を作りたいのだが…
『草壁さん。そのケーキ、あたしにも分けていただけませんか?』
「ん。ケーキを?」
『はい。草壁さんのケーキって美味しいので、沢山研究したいんです!!だから、もし良かったらあたしにもケーキをください!!』
「……」
これはこの女の優しさなのか、それとも本心なのか…
「良いだろう。好きな時間に来い。」
それでも、この女には素直な自分でいられる気がした。
『ありがとうございます!!じゃあ明日、とりに行きますね!!』
「あぁ。」
明日、どんなデザートを作ろう。
委員長以外の為にケーキを作るなど、あった事があるだろうか。
その日の夜は、久々にお菓子の本を読み直した。