暇つぶし
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ベル様に拾われて、2週間くらい経った。
ベル様は沢山のお友達と暮らしていて、毎日とっても賑やか!
私も楽しく過ごせる!
…そんなわけ、無かった。
何故なら私は不幸だから。
「う゛ぉぉい!!犬!刀拭けや。」
『はいぃっ喜んでー!!!』
仕事から帰ってきたスクアーロさんが、私の前に刀を出す。
何で私がこんな汚い刀を拭かなきゃいけないんだ!
「丁寧に拭けよぉ…刀ってのはデリケートだからな。」
『じゃあ自分でやれ。』
「あ゛?」
『大切に扱わせて頂きます!』
「よし。」
雇われたメイドがすぐに辞めるのも分かる。
まず、コイツらはすぐに部屋を汚す。
酒瓶は投げるし。
料理にも煩い。
気分じゃなかったら食べないし。
作り直されるし。
ワガママな奴らが沢山居る。
「ナマエ、何してんの?」
『ベル様。スクアーロさんの汚い刀を拭いてます。』
「う゛ぉぉい!!テメェ、3枚におろしてやろうかぁ?」
『こんな綺麗な刀を拭けるなんて幸せ!!』
「よし。」
くそっ
この鮫野郎!
お前のご飯には特別に私の鼻糞入れてやるよ!!
「ナマエ。もう刀は良いじゃん。俺と遊ぼうよ。」
『え?』
「う゛ぉぉい!!まだ終わってねぇだろ!」
「コイツは俺の犬だし。」
『きゃんっ!』
髪の毛引っ張ってる!!
抜ける!!!
「王子暇だから構えって。」
『痛い痛い!!私これから夕飯の支度しないと!』
「王子最優先。」
何て自分勝手な!
『ベル様、暇なら1人で遊んでください。』
「嫌だ。お前で遊ぶから面白いんだって。」
接続語がおかしいよね?
お前と遊ぶから面白いだよね?
「うだうだ言ってないで来いって。」
『やったー。今日は何して遊ぶんだろー。』
ナイフが首にピタピタと当たってますが。
「う゛ぉぉい!!俺の刀は!?」
「自分の刀くらい自分でやれよバーカ。」
『バーカ。』
「あ゛ぁ!?」
『すみませんごめんなさい!!!』
怖い怖い。
ちょっとふざけただけじゃないか。