「ベルから犬はドＭだって聞いてたけど、本当だったとはね。」

『うっ…ち、が…』


あ。
何だか意識が遠くなりそう。


―シュルッ―

『っ、ゲホッ、ゴホッ!!ハァッ、ハッ』


突然首から離れた触手。
私は床に膝をついて、酸素を求めて必死に呼吸をした。


「違うの？」

『ゼェ、ゼェ…あ、当たり前、です！』

「まだ処女っていうのは？」

『ほ……本当です。』


ベル様、子供に何言ってんだ。
最低。


『きゃっ！』


何かに引っ張られたかと思ったら、触手が手足に絡まっている。
両手は頭の上でまとめられ、足は思い切り開かれた。


『や、やだっ、何!?』

「初めてが触手だったら面白いよね？」

『面白くねーから!!』

「生意気。」


どっちがだよ!!
理不尽にも程がある！


『あ、やぁっ』


触手が下着の上から私の股を擦るように強く触れてる。
前にレヴィさんにやられた感覚と似てる。
ただ違うのは、その触手が湿っている事だ。


『あ、あっ…や、め…そんなっ』

「動けない状態でずっと弱い所を攻められるのってどんな感じ？」

『ふぇっ…やだやだやだー！！』

「子供みたい。」


涙が止まらなくて、騒げばマーモンさんに溜め息をつかれた。
何が楽しくて触手に襲われなきゃいけないんだ。


「でも、濡れてるんじゃない？」


触手が、器用に私の下着をずらして直接触れてきた。


『きゃっ！やめっ…あうっ』


触手が、女の子みんなが敏感であろう場所を擦ってる。
時々強く吸われる感覚に、腰を浮かせて逃げようとしても無駄だ。


「すごい濡れてる。」

『あ、んっ…ひゃっ、いやっ…み、ない、で』

「イきそう？」


あ。
それ、前にレヴィさんにも聞かれた。
いくって何処に？
訳が分からない。
理解する程頭を使う余裕も無いから、とりあえず何度も頷いてみた。


「へぇ。幻覚でイくなんて、淫乱だね。」

『ひっ…あぁっ!!や、やめ…そんな、吸わないでっ』

「今回はタダでイかせてあげるよ。面白かったし。」