不幸な少女
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『私を、どうしたいんですか?』
「うししっ、覚悟良いね。」
『どうせ私は、あの時死ぬはずでしたから。』
「なるほどねー」
ニヤニヤと笑っているベルさん。
何を考えているんだろう。
私も食事を済ませて、水を口に含んだ。
「お前、これから犬ね。」
『ブーッ!!』
水を吹き出した!
『い、いぬ!?』
「そーそー」
『冗談じゃない!!』
「は?」
シュッという音と共に、頬に痛みが走った。
ゆっくり触れると血がつく。
「何か言った?」
『…はい喜んで!』
「良し。」
『うざっ』
「は?」
『貴方のおかげで助かった命ですから、好きに使ってください!』
「理解良いじゃん。」
お父さんとお母さん。
私はどうやら、地獄よりも怖い人に捕まったみたいです。
「俺の事は様付けで呼べよ。」
『ベル様?』
「そーそー」
『私を…何のために此処に?』
さっきナイフ投げたし、お腹いっぱいになった私を刻むのかな?
「この屋敷の家事全部とか、俺の世話とか。」
『メイド雇ってください。』
「雇っても駄目なんだって。みんな途中で放棄するから。」
『?』
「うししっ、とりあえずナマエは俺の言うことを聞けば良いよ。」
『は、はい(ナイフちらつかせんな!)』
私はこれから、どうなるのかな?
雇われたメイドさん達が放棄するような家事って何?
「王子良いもん拾ったなー」
お父さん、お母さん。
天国は楽しいですか?
私はどうやら、間違えて地獄に来ちゃったみたいです。
(不幸だ!)