お買い物(後編)
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あぁ、ベル様ってやっぱり紳士な所があるな。
さっきの店の服に似合うなら、可愛らしいペンダントかな?
わぁ、楽しみ――…
『こ、これは…』
「綺麗な赤だろ?」
これ首輪ぁぁぁっ!!
『しかもこれ犬用!?』
「ナマエにもつけられるサイズだろ?」
『そうですね!ベル様にもつけられますね!』
「俺よりナマエの方が似合ってるって。つけてやるから貸してみ?」
首輪を奪われ、私の首に巻かれた。
おいちょっと待て。
この前は犬小屋で今度は首輪か?
おかしいだろ。
さっきの服の何処にこれが似合うって?
「うししっ、やっぱり似合った。」
『重い…』
「慣れれば大丈夫だって。」
人間、これに慣れたらヤバいだろ。
あれ?
さっきの感動どこ行った?
返せ。
「ナマエは俺の犬だから、何処にも逃げないよーに、首輪しとかないとな。」
『ベル様…』
ヤバい今ちょっときゅんと来た。
正気になれ私!
『私の命はベル様の物です。』
何言ってんだぁぁぁっ
違う!
そうだけど違う!
私の命はベル様の物だけど、私にだって人権はある!
「うししっ、当然。」
『っ、』
もっといろいろ言い返したかったけど、
この首輪だって今すぐ外したかったけど、
ベル様からの優しいキスで何も言えなくなってしまった。
「ほら、帰るよ。」
『は、はいっ』
ベル様の手を取り、また一緒に歩いた。
そして夕食の時間
「ふん、カスにはちょっと立派すぎる首輪だったな。」
「あら、そんな事ないわ。とても似合ってるわよ。」
「そっち系の趣味の人から金取れそうだね。」
「ハァハァ、俺はそっち系だ!」
誰も首輪を否定しなくて驚いた。
流石ドS集団。
「う゛ぉぉい!ざまぁねぇな!!より犬らしくなったじゃねぇか!」
『はぁ…そうですか?(お前のハンバーグには特別に私の爪と爪の垢を練り込んでやったよ!!ざまぁ!!!)』
そして、スクアーロさんにもささやかな復習が出来ました。
(王子の目に狂いは無い。)
(もう感覚が狂ってますよ)