お買い物(後編)
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まさかの隅々まで計られた。
『(∵)』
「お客様のような細めのスタイルでしたら、こちらのような服がお似合いですね。」
こちらのようなって、その山のような服の中のどれですか。
「下着はこのようなモノが旦那様に喜ばれますが、如何なさいますか?」
『あの…もう少し布面積のあるもので。』
「かしこまりました。」
なんだあの下着。
すけすけだし、全然布が無いじゃないか。
丸見えのレベルじゃないか。
「買い物終わった?」
『ベル様!あ、あんな量の服が…』
「あぁ、それ持ち帰れないからこの住所に送っといて。」
「かしこまりました。」
『そっちの意味じゃねぇぇっ』
もうやだこの金持ち。
「もう夕飯の時間だし、帰ろーぜ。」
『私が夕飯を作る時間ですよね。今日は何が良いですか?』
「ハンバーグ」
そういう事を言ってる時の顔は可愛いんだけどなぁ。
「ありがとうございました。またのご利用、お待ちしております。」
もう当分服も下着も要らないです。
そんな事を思いながら、店を出た。
―――…
『ベル様』
「んー?」
帰り道。
ベル様とまた手を繋いで、歩いていた。
『その…可愛い洋服を、あんなに沢山…ありがとうございました。』
正直、とても嬉しかった。
私なんかがあんな可愛い洋服を着れるなんて思ってもみなかったから。
「うししっ。俺さ、さっき雑貨屋行ったじゃん?」
『はい。』
「これ、ナマエに似合うと思って買ったんだ。」
そう言って出されたのは可愛らしい袋。
まさか、ベル様…
私の為に雑貨屋で何か買ってくれた?
『あ…ありがとうございます!』
「さっき買った服にぜってぇ似合う。」
『開けてみても良いですか?』
「いいよ。」