お買い物(後編)
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洗われた。
隅々まで。
思いっきり。
『……』
「何ボーっとしてんの?買い物行くんだろ?」
今の私はきっと(∵)な顔してる。
新しい服も下着もサイズがピッタリな事が怖い。
私達はホテルを出て、また街を歩いている。
手を繋いで。
ボーっとしている私をベル様が引っ張っている。
「ほら、ちゃんと歩けよ。」
『私…もうお嫁に行けないって常に思ってましたが、今日が一番それを実感しました。』
「うししっ、くだらねー。」
『何だとコラ』
「あ?やんのかコラ」
『すみません。』
売られた喧嘩は返品する主義だ。
ベル様に勝てるわけがない。
「ほら、この服屋入るぞ。」
『わぁ、高そう。』
「知らない。」
『値段も見ないってやつですか。』
「うん。服なんてたかが知れてんだろ?」
何という発言!
服にもピンからキリまで値段があるのに!
「いらっしゃいませ。」
「コイツに合うサイズの服全部頂戴。」
『ちょっとタンマァァッ!!!』
今なんて言った?
サイズの合うもの全部?
感覚可笑しいだろ!!
「ではこちらでサイズを計らせていただきます。」
『ちょ…店員さんも可笑しい!平常心すぎる!』
「俺隣の雑貨屋見てくる。あ、このカードで支払いしといて。」
「かしこまりました。」
『最悪な男だ!女が試着するのも見ないなんて!』
「別に後で見れんだろー」
『熟年夫婦か!』
どんなに言っても、ベル様はヒラヒラと手を振って店を出て行ってしまった。
今店内には、私とニコニコした店員さんの二人きり。
「さぁ、計りましょう。」
『えっ』
ちょ、メジャー持って近付いて来るよ!
怖いよ!
『あの…』
「はい。」
『お、お手柔らかにお願いします。』
「かしこまりました。」
私、今日脱がされてばかりだ。