買い物(前編)
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『し、失礼します。』
「ん。」
ベル様の服を掴むと、ベル様が少し屈んだ。
頬を舐めると、口の中にチョコソフトの味が広がる。
まさか、ソフトクリームをこんな形で食べる時が来るなんて。
「くすぐってぇ」
『やめますか?』
「黙って舐めろ。ほら、口の周りにも付いてんだけど?」
『うっ…はい。』
私今、おかしい。
だって、誰も居ないって言っても此処は外なのに。
外でこんなコトするなんて、変だよ。
恥ずかしい。
誰か来ちゃったらどうしよう。
きっと変人…もしくは変態って思われる。
「美味しい?」
『んっ、はい、美味しいです。』
もう溶けてしまったけど、まだ冷たさを残しているソフトクリームは確かに美味しい。
出来れば普通の時に食べたかったな。
「うししっ、やらしー」
『や、やらしく…ないですよ。』
「スカトロかぁ…」
え、何うっとりしながら考えてんの!?
絶対イヤだよ?
私、そっちはSMより無理だよ?
『はい、綺麗になりました!』
「まだ残ってるし、ベタベタする。」
『ベタベタは流石に舐めても取れません。』
「仕方ないな。どこかホテルで洗うか。」
流石金持ち。
一旦帰るっていう選択肢は無いんだ。
「ナマエ。」
『はい。』
顔を上げると、ギュッて力強くベル様に抱き締められた。
『べ、べべべベル様!?』
「うるさい。大人しくしろ。」
『っ、』
どうしたんだろう、ベル様。
頭を私の肩に乗せて、擦り付けて…
『ん?』
擦り付ける?
『ベル様!!まさかソフトクリーム付けてません!?』
「あったりー」
ふざけんな!
「よし、ついた。」
『うわ、ベタベタ!!何この嫌がらせ!』
「どうせホテルでクリーニングしてもらうし、新しい服用意してもらうから良いだろ。」
『じゃあ付けなくても良かったじゃないですか。』
「ん?何か言った?」
『うふふ、ベル様とお揃い嬉しいな!』
「きもっ」
てめぇぇぇっ
いつか見てろ!
「じゃあ車呼ぶか。」
『この格好で車に乗るなんて…』
というわけで、私達は一旦ホテルに行く事になりました。
(よく考えれば、ホテルって危ないんじゃ…!!)