買い物(前編)
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「それ俺のだからそろそろ返して。」
「このガキが…しっかり躾ろよ。」
躾ろって、ベル様に言われたからやったのに。
文句言ってやろうとしたら、ポイッてベル様のもとへ投げられた。
そしてベル様に避けられ、私は地面に顔面から突っ込んだ。
『へぶし!』
「じゃー俺らは買い物行くから。」
「う゛ぉぉい。俺のこのソフトクリームと服はどうしてくれんだぁ?」
「どうにかするくらいの金は持ってんだろ?」
「お前が金出せよ!」
『それより私の心配しろよ!』
「黙れ犬!!鼻血出てんぞ!」
誰が投げたせいだよ!
「ナマエ。」
『はいベル様!』
「俺もソフトクリーム食べたい。」
『は、はぁ…』
「食べたい。はいお金。」
『……』
買って来いってか。
そのスクアーロさんの顔面でも舐めてな!
『ふふっ、買ってきまーす。』
言えるわけがない。
私だって学んでるんだ、断ったらナイフをチラチラされる事くらい分かってる。
『すみません、ソフトクリーム1つください。チョコのやつで。』
これはせめての抵抗。
チョコソフトを食べるベル様を見てウ○コ食べてるよとか心の中で笑ってやる。
「はいよ!」
おっちゃん元気だな。
「はい、気をつけて持つんだよ。」
『ありがとうございます。』
お金を渡してお釣りを受け取って、ベル様の所へ戻った。
『ベル様、お待たせしま……』
「う゛ぉぉい!!!ベルテメェ、3枚におろしてやる!」
「うししっ、じゃあお前はサボテンにしてやるよ。」
何で…
何で街中で武器出して戦ってんの!?
『べ、ベル様落ち着いてください!!ここは外ですよ!?』
「だってアイツから先に喧嘩売ってきたし。」
そんな子供みたいな事行って!
『落ち着いて下さい2人共……っ!!』
止めようと駆け寄った瞬間。
私はまた、つまづいた。
―ベシャッ―
『「あ゛」』
被る私とスクアーロさんの声。
やってしまった。
ベル様の顔に、チョコソフトを思い切りぶちまけた。