不幸な少女
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自殺は地獄行きって言葉を聞いた事がある。
私は、自殺だったのかな?
地獄行きなのかな?
でも凄くふわふわする。
此処は、天国…?
『ん…』
目を開ければ、知らない天井。
天国にしてはリアルだな。
でも、地獄にしては綺麗な天井。
『……』
周りを見れば、見たことの無いような高価な家具がある。
誰かの部屋?
私、もしかして生きてる?
「目覚めた?」
『!!』
突然目の前に顔が現れた。
びっくりして目を見開くと、目の前の人は笑っている。
この人、私が最後に話した人だ。
『どうして…』
私、生きてるの?
「点滴で栄養はやってたけどさ、腹は減ってんだろ?これ食え。」
ゆっくり起き上がると、私が寝ていたベッドの横のテーブルにはパン、サラダ、スープ、お肉などが並べられていた。
私の体は正直らしく、それを見た瞬間お腹がぐーと鳴る。
『ごくっ…これ、食べても良いんですか?』
「食べないなら俺が食うけど。」
『食べます!』
久しぶりの食事を、流し込むように食べる。
がっついていてみっともないけど、そんなの気にしない。
それにしても、凄く美味しい!
『もぐもぐ…あ、あひはほうほはひまふ。』
「何?食ってから話せし。」
話したいけど食べたい。
よし、食べよう。
『もぐもぐ…』
「うししっ、変な奴。」
変なのはこの人だ。
知らない他人を助けるなんて。
『あの…助けてくださり、ありがとうございました。私の名前はナマエって言います。』
「俺はベル。」
あぁ良かった。
私、とても良い人に助けられたんだ。
「じゃあ今日からお前の命、俺のモノね。」
『…はい?』
「だって、そういう話ししただろ?」
確かにした…かもしれない。
でも、私はそれに対する回答を覚えていない。
『私、承諾していたんですか?』
「うん。」
『そうですか…』
まぁ、どうせ私がどうなろうと心配する人も居ない。
私がやりたい事も無い。
だったら、この人に命あげちゃっても良いのかな。