買い物(前編)
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『スクアーロさん…覚悟!』
後ろからそっと行ってもきっと無意味だ。
だから走ってスクアーロさんのもとへ行った。
殴ったらまた走ってベル様の後ろに隠れよう。
『うっ』
あと一歩。
あと一歩の所で躓いた。
ヤバい、転ぶ…
『ホアター!!』
―ビジッ―
「ぶっ!!!」
転ぶ、と思ったけど目の前がスクアーロさんの背中だったので助かった。
殴るのは失敗したけど、頭にチョップと体当たりは出来たから良かったんじゃないだろうか。
『あ、あははー…すみませんスクアーロさん。た、助かりました。』
「……う゛ぉぉい」
ずっと背中しか見えていなかったスクアーロさんが、こちらに振り返る。
その顔には、ベッタリとソフトクリームが…
『ゲッ。』
「ゲッ。ってなんだぁぁ!?そんなに死にてぇのかぁ!?」
ヤバい!
額に青筋が見える!
ソフトクリームでそこは隠してほしかったな。
ていうかソフトクリームを食べるんだ、スクアーロさん。
「この雌犬…許さねえぞぉ!!」
『やめて近寄らないでソフトクリーム付くから!』
「誰がつけたと思ってやがる……このっ!」
『い゛っ』
私の頭をスクアーロさんの両拳が挟むように抑えると、ゴリゴリとやり始めた。
『いだだだだ!痛いです勘弁してください!!』
「う゛ぉぉい!何か言うことあんだろぉ!?」
『ぎゃーっ!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃぃっ!!!』
これならベル様にげんこつくらった方がマシだった!
「スクアーロ。」
「あ゛?何だ、ベルも居たのか。」
『ベル様助けて!』
「うしし、お前今ちょー良い顔してる。」
こんのドSめ!!
「つうかスクアーロさ、1人で何やってんの?」
「俺が休日に何しようと勝手だろぉ。」
『1人で買い物ですか?寂しいですね。』
「テメェェッ!」
『い゛、いだだだだ!』
再び始まるゴリゴリ。
今夜のご飯には私の爪の垢入れてやるよ!