買い物(前編)
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今日はベル様とお買い物です。
久しぶりのお買い物だから楽しみ。
食材とかは毎日屋敷に届くし、必要な物はレヴィさんの部下が買ってくるし。
やっぱり私も女の子だし、お買い物は好きだ!
『へへっ!街に出るのって久しぶりです!』
「はぐれんなよ。」
『はい!』
手を差し出すベル様。
私もすぐその手をとって繋いだ。
ベル様ってドSだけど、紳士なところもあるんだよね。
何だか女慣れしてそう。
「えいっ」
『い゛っ!?いだだだ!!!痛いですよ!!何で強く手握るんですか!』
「うしし、何となく。」
『何となくでやらないでください!手ミシミシ言ってるんですけど!』
「ギャンギャン煩いな。」
誰がそうさせてると…!!
「ほら、行くぞ。」
『はーい…』
少し力を緩めてもらい(それでも少し痛いけど)、私たちは並んで歩いた。
『買い物って、何処でするんですか?』
「ヒ・ミ・ツ」
『ベル様のヒミツにはろくな事が無いって分かってます。』
「うしし、最近生意気になってきたよな。」
『手ぇ痛い痛い!!!』
絶対いつか折れる!
「俺、片手でリンゴ潰せるんだー」
『わぁ凄い!でも私の手はリンゴじゃない!』
「知ってるっつーの。」
『あー!!ベル様!アレ!』
「ん?」
前方を指差すと、ベル様の手の力が一瞬弱まった。
その隙に手を離してみたら、案外簡単に離れた。
ベル様はまだ私の指差した方を見ている。
「アレって…スクアーロじゃん。」
そう、スクアーロさんが居るのだ。
こんな街中でも黒い服なんだ。
浮いてるけど。
しかも1人だ。
寂しい奴だな。
「ちょっと後ろから殴って来いよ。」
『後ろからって…無理ですよ。向こうは腐っても暗殺部隊ですよ。』
「だいじょーぶ。」
『その言葉に信用が無い事はよーく分かってます!!背中押さないでください!』
「じゃあナマエに選ばせてやるよ。」
『へ?』
「殴るのと殴られるの、どっちが良い?」
『……』
殴るを選んでも、結局スクアーロさんに殴られると思う。
「ちなみにげんこつね。」
『うふふ、ナマエ逝きまーす!』
殴れば良いんでしょ殴れば!!!