新しい部屋
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「うししっ、ナマエの部屋が破壊されてたんだけど。」
「部屋…?」
ボスが一瞬、眉を反応させた。
「ボス。昨夜、階段付近で暴れた?」
「さぁな。」
『ボスが犯人なんですか!?』
「あんな破壊力のある技はボスくらいだしな。」
『ムキー!!ボス、何で私の部屋壊したんですか!!』
「うるせぇ雌犬!」
『キャンッ!!』
ボスの手元にあったクッションが私の顔面に投げられた。
柔らかい物なのに、ちょっと痛い。
「昨夜は飲んでた。」
「あれ?ボスって酒強いよね?」
「記憶も意識もハッキリしてる。」
『じゃあ言い訳にならないですね。』
「……」
『すみませんすみません!!靴投げるのは勘弁してください!』
「…で、その時ナマエの使えなさに無性に苛々してきて」
「破壊しちゃったんだ。」
「あぁ。」
あぁ。じゃないから!
謝れよ!!
「まさか彼処がお前の部屋だったとはな。何で生きてんだ?」
『私は昨日、たまたまベル様の部屋に居たので命拾いしました。』
「縛って調教してた。」
ちょ、言うなし。
「じゃあ良かったじゃねぇか。」
『私、これから何処で寝れば良いんですかー。』
「知るか。部屋なら沢山あるだろ。」
『そ、そりゃあそうですけど…』
諦めるしかないのか。
この馬鹿には何を言っても無駄だと。
「ナマエ、落ち込まないで。」
『ルッスーリアさん…』
「貴女にぴったりな部屋を見つけたわ。」
『えっ』
何て優しい人なんだろう、ルッスーリアさん。
オカマ最高。
「ほら、ぴったりでしょ?」
『これ犬小屋ー!』
「大型犬用だから少し広いかしら?」
『いや…まぁ…少し狭いんじゃないんですかね?』
やっぱり此処に居る奴らはみんなSだ。
クソ、何が犬小屋だし!!
「ギャンギャンうるせぇな雌犬。部屋くらい何でも良いだろ。
命拾いしただけでも有り難く思え。」
『はい…』
確かに、命拾いはした。
下手したら私は寝たまま灰になっていたし。