ボスに奉仕
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『ボス、どうしちゃったんですか?』
「はぁ…」
ため息をつきながらズボンをきちんとはくボス。
「雌犬。テメェはもう少しベルに調教されろ。俺の奉仕はそれからだ。」
『?』
「分かったらさっさと出ていけカス!!」
『はいぃっ!!!』
何で怒鳴られたの私!?
慌てて部屋から出ようとしたら、尻を蹴られ転びながら部屋を出された。
カス、アホと暴言を私に浴びせてから勢いよく扉を閉められる。
『な…何なの。』
と、とりあえず家事に戻ろう。
まだ掃除が残ってるんだ。
その夜。
明日の朝の下拵えをしようとキッチンに行くと、ベル様が居た。
『ベル様?どうしたんですか?』
「うししっ。ちょっとね。」
ベル様は大きな鍋に蓋をして、何かを煮込んでいる。
夜食にしては鍋が大きすぎかな。
『何か作っているんですか?』
「うん。ナマエの為にね。」
『えっ』
ベル様が私の為に?
何て珍しい!
あ、でも鍋が大きいし…きっと、私には食べきれない量だ。
そしたらこれを明日の朝にみんなで食べようかな。
『何を作ってるんですか?』
「蓋あけてみ。」
ベル様って料理出来るんだ。
そんな事を考えながら鍋の蓋を開けてみると、湯気が広がりその煮ている物が見えた。
『べ…ベル様…これは』
「うししっ、分からねーの?」
分かるさ。
ただ、認めたくないだけで。
『縄…ですか?』
「分かってんじゃん。」
縄!?
何で縄なの!!?
コレって煮込むと美味しいの!?
『私、いくら貧しい暮らしをしていたとはいえ縄は食べたことありません。』
別に貧しくなかったけどね。
この金持ち部隊からすれば貧しいかもしれないけど。
これは新手のイジメ?
「俺も食べないよ。」
『じゃあどうするんですか?』
「ナマエを縛る為に作ってんの。」
\(^O^)/
え、今この人何て言った?
私を縛る?
いやいやいやいやいやいやいやいや。
聞き違いでしょ。
「ボスがさっき、ナマエをしっかり調教しろって言うからさ。
縄ってちゃんと煮て柔らかくしないと皮剥けて血出るんだぜ?
王子優しいだろ?」
『……』
どこを褒めれば良いんだ。
調教しろって言われて縄煮るな。
「腕がなるなー」
『わ、私…今日は早めに寝ますね。』
「首と体が離れるのと、縛られるのどっちが良い?」
『縛られるの楽しみー!!』
私は泣きながら笑った。
お父さん、お母さん。
今日も私は精一杯生きています。
(ベル様超良い笑顔!)