バレンタインデー・キッス(ツナ夢)
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「…ん」
ナマエの口から出てる半分のチョコをくわえると、唇がかさなる。
―ガシッ―
「ん゛っ!?ぐっ、う゛っ!!」
頭を鷲掴みされたかと思ったら、ナマエの舌と一緒にチョコが全部入って来た。
焦って抵抗すると、そのまま後ろに倒されて、机の上に上半身だけが乗るかたちになってしまった。
「はっ、うっ」
『……』
一度唇が離れると、ナマエが俺の口の中を確認する。
まだチョコがある事を確認すると、今度は俺の鼻を摘んでからキスをしてきた。
「ぐっ、ん゛ぅっ!!」
苦しいという意味で暴れても、バランスのとれない机の上での抵抗は、弱いものにしかならないらしい。
ガタガタッと派手な音だけがたつ。
絶対、クラスの奴らに見られてる。
京子ちゃんや、山本や、獄寺君にも……
―ゴクンッ―
「はぁっ、はぁ…」
『はい、よく飲みました。』
チョコを全部飲み込むと、やっと呼吸を許された。
机の上で仰向けになったまま呼吸していると、ナマエが俺の頭を撫でてくる。
「ひ…卑怯、だろ!!半分食べるって…」
俺がどんなに睨んでも、ナマエはニコニコと笑っている。
『だって、ツナに全部食べて欲しかったから。』
「……」
いやいや、ときめくなよ自分。
しっかりしろ。
つまりナマエは、俺だけ興奮させようと…
「ナマエの…バカッ」
『えー?』
「今の…キスだけで、興奮しちゃったじゃないか。」
『およ?』
体を起こして、少し前屈みになってナマエを見た。
ナマエは少し驚いたみたいだったけど、すぐ笑顔に……いや、怪しい笑顔なる。
『ツナったら…淫乱。』
「うるさいな。」
誰のせいだと思ってんだよ。
『じゃあ、一緒に授業サボろうか!!』
「…うん」
ホワイトデーには、俺が必ず仕返ししてやる。
そう決めて、俺はナマエと教室を出て行った。
END