勝てない!(バジル夢)
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『さァ、早く進めー!!』
「……」
先程とは違って、テンションが高い。
バジルは疑問に思い、足を止めた。
『バジル?』
「ナマエ殿。まさか…貴方もう、腹痛治ってますか?」
『ギクッ』
「自分でギクッとか言いますか。」
『ち、違っ!!ギ…ギ…ギックリ腰!!』
「意味わかりませんて。全然上手くないですよ。」
バジルは溜め息をつくと、ナマエを背中から下ろそうとするが…
『イ゛ヤ゛ー!!!!おろさないでー!!!バジルのおんぶが良いのー!!』
「ぐっ、苦し…」
下りたくないナマエは、バジルの首にキツク絡む。
「全く…沢田殿に誤解されますよ。」
『は?』
バジルは何と無く気づいていた。
ナマエの、ツナに対する態度。
何時もより(さらに)明るく、素直になる。
先程も勘違いされたくない為か、おぶられている理由をスグに言った。
ナマエの、ツナに対する想い。
『ツナ?何で?』
「はぁ…拙者はナマエ殿の将来が心配ですよ。」
ナマエが下りるつもりがないのを確認すると、バジルはナマエを再びおぶりなおした。
『うーん。今日の夕飯は何が良いかなー。』
「え、腹痛は?」
『 生 理 痛 !!私、生理の時は性欲より食欲の方があるから。』
「何ですかそれ…」
『女の子はデリケートなんだよ。』
「……」
笑顔で固まる、バジル。
「すみません、立ちくらみが。」
『何でだよ!本当にデリケートなんだからね!!』
「そうですね。」
『棒読み!?』
「まぁ…安心してください。また痛くなったら、拙者がナマエ殿をおぶって学校に連れて行きますよ。」
『休ませろよ。』
「駄目です。」