曖昧な好き(雲雀夢)
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『ツナはね、面白いの。』
「?」
『だって馬鹿なんだよ。弱いくせに、たまに気取ってさ。
一緒にいるとワクワクするし、欲情するんだよね。』
「ねぇ。さっきまでちょっと良かったけど最後台無し。」
ナマエはケラケラ笑うと、ソファから起き上がった。
『雲雀、さっき放置プレイだっからシよう。』
「え。今から?」
『セックスに今からも何処からもないでしょ!!』
「まぁ…ね。」
アイツの話をした後でも僕とヤれるんだ。
―ドサッ―
ナマエは僕をソファの上に押し倒すと、僕のブラウスのボタンを外し始めた。
『雲雀も泊まりに来れば良いのに。』
「その家が空き家に変わっても良いならね。」
『ハハッ!!だーめ。』
「……」
本人に、自覚はないみたいだけど、やっぱりナマエはアイツが好きなんだ。
「…ふん。負けないから。」
『は?何が?』
「別に。」
ナマエがアイツを好きだろうと、そんなの僕には関係ない。
求められているのは、アイツだけじゃない。
ナマエは、好きっていう感情を知らないんだ。
―土曜日―
「え゛…ひ、雲雀さんも泊まるんですか?」
僕はナマエと、アイツの家へ行った。
『うん!!大勢の方が楽しいよ!!』
「群れたら咬み殺すよ。」
「暴れる気満々!?」
『じゃあ、おじゃましまーす!!』
ナマエに続いて、アイツの家へ入った。
「ねぇ。」
「は、はい!!」
「負けないから。覚悟しなよ、沢田綱吉。」
「え゛。」
ナマエが自分でもわからない曖昧な好きよりも、僕はナマエに本気の好きをわからせる。
だから、絶対に負けないから。
『雲雀ー!!何してんのー?』
「今行くよ。」
「(俺、何で覚悟しなきゃいけないの…)」
終わり