自由な彼女(雲雀夢)
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それから学校で会うたびに騒がれた。
ウザくなって
「いい加減にしないと噛み殺すよ?」
って脅したら…
『そんな事したらソレ食い千切るよ。』
ってウィンナーを食い千切りながら脅してきた。
「人間ってどうして群れたがるんだ。」
『私乱交はした事ないけど。』
「違うよ。そっちの意味じゃない。何人も群れて強がって…見てて噛み殺したくなるよ。」
『……』
彼女は黙って聞いていた。
「人間には2種類ある。使える人間と使えない人間。使えない人間はさっさと消えれば良いんだ。」
何故僕は彼女にこんな話をしたんだろう。
『雲雀…』
「何?」
『人間にある2種類は男か女か…それだけの事だよ。』
…嗚呼
「バカだね。」
『悪かったな~』
でも少し楽になった気がした。
「…まだ僕を食べたいの?」
『!?食べても良いのぉっ!?!?』
またヨダレ垂らして…
「言っとくけど…童貞だよ?」
『マジで!?童貞大好物~!!!!!いっただっきま~す!!』
「…お手柔らかに。」
こうして僕は屋上でナマエに食べられた。
それからたまに会えば話したり寝たり体を重ねたりしたけど付き合うまではいかない。
情報によると獄寺隼人って奴も食べたらしい。
いつか獄寺隼人を噛み殺す。
「ねぇ。誰かと付き合ったりしないの?」
『え~メンドーじゃん。他の奴食べれないし。』
きっと僕はそんな自由なナマエを好きになったのかな。
「…ふぁ~」
『おはよ。』
気が付いたら寝ていたみたいだな。
『良い夢でも見てた?』
「…懐かしい夢…かな?」
『へぇ~。ねぇねぇ!!!それよりもさ、シようよ~』
「…起きたばかり何だけど。」
まぁ嫌じゃないけどね。
『雲雀はやっぱ最高だね。他の男はうるさいんだよ。浮気するなって。付き合った気なのかな?』
僕だってナマエを独り占めしたいし束縛したいけど、ナマエはそれを好まない。
「まぁ…いつかはね。」
『何?』
「…別に。」
いつかは…僕だけのナマエになることを信じるよ。
終わり