願い(獄寺夢)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
帰り道、途中から俺とナマエの二人になった。
『じゃあねー獄寺。』
「アホか。こんな時間にそんな格好してたら捕まるぞ。…送ってく。」
『おぉサンキュー。んじゃあついでに泊まれば?』
「疲労が倍になりそうだから辞めとく。」
『仕方ないな…一発で終らせてあげるよ。』
「お前送ったら即効で帰るから。」
『きっと織姫と彦星も羨ましがってるよ。』
「……」
なんか…さ、
「さっきから織姫と彦星にこだわるな。」
ナマエにしては珍しい。
『織姫と彦星ってさ、会っても…する事がないんだね。』
“だからくだらない私達の願いを読んでるんだよ”
そう言ってナマエにしては珍しく、悲しそうに笑っていた。
『ったく…さっさと縁を切れば良いのに…』
「……」
『再会ってさ…辛いのかな。』
「さぁな。」
『獄寺は変わらないでね。』
ナマエを家まで送った帰り道。
七夕について考えた。
織姫も彦星もまだ幼くて
だからこそ、再会した時に何をして良いのかわからないんだ
だから俺達のバカみてぇな願いを見て
ネタにして
お互いが変わってないという事を確認している
そうだったら良いのに。
俺は帰ってから、短冊を書いた。
誰にも見られないようにコッソリベランダに。
―俺もナマエも変わらないで居られますように―
これが俺の
願い
これ読んで話のネタにでもしろ。
終わり