初彼(雲雀夢)
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「俺前にさ、京子ちゃんに告白したことあるんだ。まぁ、冗談だと思われちゃったみたいなんだけど…」
『ふぅん。あっそ。』
何だろ。
モヤモヤする。
『ツナって意外と大胆なんだね。告白するなんて想像できない。』
「まぁ…死ぬ気だったしね。」
授業中、他愛の無い話をツナとしていた。
そしたら、突然のカミングアウト。
何でそんな話になったんだっけ?
あぁ、私がツナに“京子に告白しないの?”って聞いたんだ。
『ダメダメダメツナがねぇ。』
「ダメって言い過ぎだろ!!全く…」
モヤモヤする。
イライラする。
此処に居たくない。
―ガタンッ―
『雲雀の所行ってくる。』
勢いよく椅子から立つと、ツナは少しびっくりしていた。
「雲雀さんの所って…もう、あと少しで授業終わるよ?」
『知ってる!!』
教室を出て行く。先生が、泣き叫んでいた気がした。
『……』
何だよ、この気持ち。
「…何しに来たの。」
『……』
応接室に勢いよく入ったら、雲雀がソファに座っていた。
雲雀の膝に頭を乗せて、俯せに寝る。
「ねぇ、仕事の邪魔なんだけど。」
それでも本気で退かさないのは、どこか期待してるくせに。
『何か、ムカムカするの。どうしたら良いかな?』
「へぇ、ムラムラじゃなくてムカムカなんだ。珍しいね。」
そう、ムラムラじゃない。
ムカムカする。
気持ち悪い。
「その原因を、潰せば良いと思うよ。」
『原因…ツナ、かな。』
「っ、」
『ツナと話しててさ…何か、京子に告白した事があるんだって言われて…』
何だろ。
苦しい。
「ナマエらしくないね。」
『ねー。』
本当、私らしくないな。