裏切り
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『……あたしは只の学生ですよ?』
「……」
―ドカッ―
「…只の学生が、今の蹴りを避けられますか?」
『反射神経が…良いんですよ。』
つい、避けてしまった。
だってあんなのくらったら只じゃすまない。
「クフフ、ナマエ。」
『何ですか?』
「昨日は突然すみませんでした。」
『……』
突然、何を言っているんだ…
だいたい本当にすまなかったと思っているのかが怪しい。
「久々に興奮しました。」
『そ、そうですか…』
「クフフ…僕、ナマエは嫌いではないですが…殺したくてしかたありません。」
『っ!!』
背筋に寒気が走った。
昨日の出来事が頭に出てくる。
―ドンッ―
『がっ!!』
胸ぐらを掴まれたかと思うと、壁に叩き付けられた。
コンクリートの壁はやっぱり痛い…
「ナマエ。貴方を殺すのは僕だけで十分です。」
『…あたしは、一人しかいませんよ…』
「クフフ…そうですね。では、僕が殺すまで死んでは駄目ですよ?」
『……』
「それでは、僕は黒曜に戻ります。」
『ゴホッ、ゴホッ』
六道骸は屋上を去った。
『……』
“限界が来たら僕の所においで。咬み殺してあげる。”
“ナマエ。貴方を殺すのは僕だけで十分です。”
『…冗談じゃない』
あたしを殺して良いのはあんな人達じゃない。
任務だったら殺せるのに…
それに、あたしを殺して良いのは…
『リボーンだけなんだから…』
身も心も貴方の好きに使って良い。
ただ、愛されているという幸せが欲しい。