裏切り
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貴方の為なら
この命を危険に晒しても構わない
ただ、愛されたい。
―ポタッ、ポタッ―
指先から流れ落ちる血。
リボーンはまた、手当をしてくれるかな。
『……』
あたしはリボーンのアジト(って言って良いのかな…?)へ足を運んだ。
嫌なくらい静かな廊下。
まぁ…授業中だけどさ。
『……』
リボーンのアジトの前についた。
本当にこの消火栓の中にリボーンはいるのかな…
「…ってわけですよ」
「お前なぁ…」
ん?
誰か先客…かな。
趣味は悪いかもしれないけど、あたしは気配を消して声を盗み聞きした。
「俺、10代目は裏切りたくねぇんです!!」
…この声は、獄寺隼人?
「だけど、ナマエって女を傷つけたくねぇ…って言うのか?」
あ、リボーンだ。
「リボーンさん、俺…どうしたら良いっすかね…」
「……」
『……』
獄寺隼人、あの日にあんな酷い事を言ったのに…
優しい人だなぁ。
「獄寺。ボンゴレ10代目にとって、邪魔な存在はどうするんだ?」
『っ!?』
「え…それは…消します。」
「で、ツナは今、その女をどう思ってる。」
『……』
「……それは、でも…」
「どっちを選ぶかは勝手にしろ。中途半端な気持で右腕とか言ってんじゃねぇぞ。」
リボーン…?
まさか、あたしの事…
裏切るの?
「……少し、考えます。」
「そうしろ。」
『っ、』
ヤバ…
出てくるから隠れなきゃ
―バンッ―
「失礼しました。」
「あぁ。」
―バタンッ―
「…あ?何で廊下に血が…」