誰が悪
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『悪くないです。犬は…貴方に助けを求めてくれました。』
「……」
『何もできない事をわかっていたからこそ、貴方の助けが必要だったんです。』
「…そんなの…当たり前だよ。」
トンファーをしまって雲雀恭弥は校舎に向かって行った。
『…ふぅ。』
なんだったんだろう。
時々雲雀恭弥がわからない。
『…あたしも教室行こっと。』
―ガラッ―
「あ、おはようナマエちゃん。」
『……』
何で笹川京子があたしの席に座ってんの?
「傷の方は大丈夫?」
『…まぁ。』
「フフッ。良かった!!本当にごめんね…私が変に騒いだせいで…」
『……』
今度は何を企んでいるの?
どうしてそんな…本当に謝っているみたいな…
「その…ナマエ、ちゃんもさ、京子ちゃんが謝ってんだから許してあげなよ。」
『……』
10代目は笹川京子の素顔を知らないんだ。
『別に…演技での謝罪ならいらないから。』
「……」
「そんな、何言ってんだよ!!」
「やっぱりミョウジってさ…」
「ウザイよね。」
「まじ消えろー。」
「あの時、死んでれば良かったのに。」
あの時…?
あぁ、落ちた時の事か。
「皆…ナマエちゃんを責めないで?私も悪かったんだし…」
泣きそうな顔で
可愛く人をかばうフリをして
「京子ちゃん…ナマエちゃん…やっぱりお前最低だよ…殺したい。」
嗚呼、前まで何とも思わなかったこの教室が息苦しい