誰が悪
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「アヒル…」
「あぁ、昨日のイヌか。」
『……』
お互い、ワザと間違えてるのかな?
「並盛生徒でもないのにこの辺うろつかないでくれる?また咬み殺すよ。」
「なんらと!!テメェ、昨日は大人しくしたけろなぁ、今日は容赦しねぇぞ!!!」
『ちょ、犬!!そんな傷で何言ってるんですか!!!』
「キャンッ!?」
「……」
思わず怒鳴ってしまった…
『えっと、すみません…犬も学校に行ってください。ではまた。』
「え?あの…は、はい。」
大人しく犬は帰ってくれた。
何か…雲雀恭弥まだ居るし。
早くどっか行ってくれないかな。
『…あたしも教室行こっと…』
「待ちなよ。あのイヌなんだったわけ?」
『昨日のお詫びをしに来てくれました。』
「ふぅん。許すの?」
『元々、犬が悪いわけではありませんから。それより…犬についていた傷、貴方がやったんですか?』
「だったら何?」
『やりすぎです。確かに無断で入りましたが…入れたのはあたしです。犬は悪くはありません。』
「さっきっから苛々するな…何?一緒に咬み殺されたかった?」
『っ!?』
―ビュンッ―
『ちょっ!!』
いきなりトンファーで狙ってきた。
ギリギリ避けたけど…
「あのイヌが悪いんじゃないの?何もできないしさ。」
―ビュンッ―
『っ、』
「他校生が無断で校舎に入ったらいけないのはどの学校でも常識だよ。知らなかったじゃすまされない。」
―ガッ―
『っ!!』
で、電柱にヒビが…
「あの六道骸の飼いイヌだから何の役にもたたないくせに…ヘラヘラしてさ。」
―ブンッ―
『……』
トンファーの振りが、確実じゃない。
ただ振ってるだけ。
「それでも、悪くないって言うの?」
―ブンッ―
『……』
心が、乱れてるのかな。