誰が悪
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『ちょっ…苦しい…』
「……あぁ、」
雲雀恭弥の手が離れた瞬間に、体が床に倒れた。
『ゴホッ、ゴホ…』
「…もがいてよ。」
『ゴホッ…ハァッ…え?』
「僕がナマエを生かしたのは苦しんで生きている姿が見たいからだよ。」
『じゃあ…お望み通りじゃないですか。』
「違う。こうじゃない。今のナマエは弱すぎ。」
『……』
弱い?
「もっと抵抗しなよ。あんな…六道骸なんかに隙つかれてさ。」
『知り合いなんですか?』
「別に。気持悪くて今すぐ消えてほしい奴だよ。」
『……』
「じゃあ僕は帰るよ。明日…って言っても今日か。今日は学校休めば?」
『いえ、行きます。傷もそこまで深くはないみたいですし。』
「…そう。」
『あの、その…助けてくださりありがとうございました。』
「僕は助けたわけじゃないよ。」
『?』
「イヌ…だっけ?何かハァハァしながら走って来てね。体育館に六道骸が居るっていうからそのイヌを咬み殺してから来たんだ。勝手に校内に入る事は許さないからね。」
『い…イヌ?………あぁ、犬さんの事ですか。』
そっか…
あの人が雲雀恭弥を呼んでくれたんだ…
『でも、雲雀先輩もありがとうございました。目が覚めるまでいてくださり。』
「別に。変な寝顔で見てて飽きなかったし。」
『……』
あたし…寝顔変なのかなぁ…
「とりあえず、来るなら遅刻したら駄目だからね。」
『あ、はい!!』
「……」
―バタンッ―
雲雀恭弥が帰って、もう一度寝ようとしたけど、痛みで眠れなかった。
朝は痛み止めを飲んでおこう。