嫌な人
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「おや、犬に千種。お迎えありがとうございます。」
「……」
「大丈夫れす!!…この女誰れすかぁ?」
『……』
変わった話し方をするチャラそうな男の子と…
真面目そうな男の子。
この二人がお迎え?
「さっきそこで知り合ったナマエですよ。ナマエ、この二人は犬と千種です。」
「ひゃーっ。どおも!!俺、犬れす!!」
「…千種。」
『あ、どうも…こんにちは。』
何か、この六道骸からは想像つかない友達だなぁ。
「コイツ、愛想悪いれすよねー。このバーコード野郎!!」
「犬、うるさい。」
「なんらとぉ!!」
「さっきまで“骸さんのパイナポーは雨でもくずれない”って一人で爆笑してたくせに。」
「わっ、馬鹿!!言うなっていったらろ!!!」
「…犬?」
「ち、違いますよ!!俺、そんな事言ってないれす!!!!」
「クフフフフ」
―ゴッ―
「キャインッ!!」
『……』
何だ…このコント。
「酷いれすよ骸さん!!」
『わっ。』
泣きながら犬っていう人があたしの後ろにまわって来た。
「犬?」
「ひゃあっ!!何かまだ怒ってるびょん!!」
『ちょ、ちょっと…』
怯えながら抱きついてくる犬さん。
…犬さんってのもおかしいかな?
『あの、離してください。あたしはこれで帰るので…』
「えー!!帰っちゃうんれすかぁ?」
『だって…お迎えが来るまでって言ってたから。』
「嫌らびょん!!」
『ちょっとちょっと。』
それは困る。
「犬、離しなさい。」
「はぁーい。」
大人しく離れてくれた犬。(もう呼び捨てで良いや)