嫌な人
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「そういえば、お名前を聞いていませんでしたね。」
『ミョウジナマエです。』
奢ってもらっといて、名前を教えないのも失礼だよね?
「クフフ、良いお名前ですね。」
じゃあ何で今笑ったんだ…
『…迎え、来るんですか?』
「来ますよ。僕、嘘はつきませんから。」
それこそが嘘な気がする。。
『凄い雨ですね。』
「ナマエの代わりに泣いているんじゃないですか?」
『……』
クッサ。
『ロマンチックな事が好きなんですね。』
「おや、そんなに引かないでください。」
『その割には軽そうですけど。』
ナンパとか普通にしてそうだし。
「クフフ、そうですか?ナマエは一途なんですか?」
『一途ですよ。あたしは好きな人の為に生きて、その人が望むなら死ねます。その人が邪魔だと思うなら家族だろうと友達だろうと消します。』
「クフフ…素敵ですね。思われている方が羨ましい。」
『……』
そういえば、リボーンに会ってないな…
会いたいな。
「では、その愛する人が貴方を邪魔だと思ったら…死ねますか?」
『……』
何、この人…
『どうして…そんな事、言うんですか?』
なるべく平常心で。
だけど、喉が震える。
「よく言うじゃないですか。恋は盲目。もしかしたらその愛する人は貴方の事を…」
―バンッ―
『根拠の無いことを言わないでください!!』
周りの客も、店員もこっちを見る…
「クフフ…すみません。泣かせるつもりはなかったんです。失礼を言いました。」
『泣いて…なんか…っ』
この人、嫌いだ。