出会い
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『シャツはどこですか?』
「破ったから捨てた。」
『え?あの、あたし…何を着て帰ろと?』
「うるさいよ。これ着なよ。」
渡されたのは新しいシャツ。
『え、良いんですか?お金払いますよ。』
「だから君、うるさいよ。黙って着なよ。」
怖い…
何で睨まれなくちゃいけないんだ。
『えっと…あの…』
「何?」
『あたし、教室に帰ります。鞄とかも置きっぱなしだし、お腹すいたし…』
シャツを着て、体を起こすとあたしが寝ていたのはソファだと気付いた。
…黒いから初めは棺かと思った。
「教室に戻るか戻らないかはナマエの自由だけど、忘れないでね…君の息の根を止めるのは僕だ。」
『…はい。失礼しました。』
片足をずりながら、あたしは応接室を出た。
「何をしているんだ…僕は」
『ハッ…よいしょっ…』
階段が思ったよりもキツイ。
鞄に入ってる痛み止飲みたいな…
―ガラッ―
―ザワッ―
あたしが教室に入って来ると、驚く皆の顔。
そりゃあ…まぁ、驚く事かな?
「ちょっと…何でアイツ生きてんの。」
「そうだよね、風紀委員に連れて行かれた筈なのに…」
「まさかグル?」
あぁ…やっぱり、このクラスに心配してくれる人なんて…
「ナマエ…大丈夫か?」
『…獄寺。』
この人くらいなんだろう。
『大丈夫なんて言えないね。落ちたし。』
気まずそうな10代目。
10代目、そんな顔をしないでください。
あたしはリボーンとボンゴレの為にやっている事だから…
いつか、わかってください。