出会い
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―――――…
『……』
白い天井。
だけどあたしが寝ている所は黒い。
頭がボーッとして、何処だかわからない。
体を動かそうとしても上手く動かせない。
此処は…何処?
「やぁ。目、覚めた?」
『雲雀…先輩?』
っていうことは、此処は応接室?
『あの…どうして、あたし…』
「君、教室から落とされたんだよ。」
『……』
あぁ、そうだ。
10代目の手が離されて…
“っナマエ!!”
“獄…寺…”
『……』
獄寺隼人が手をのばしてくれたけど…間に合わなかったんだ。
「それで、一度木に落ちたんだよ。」
『はぁ。』
だから生きているんだ。
「それで木からたまたま校庭にいた僕の目の前に落ちて来たっていうわけ。」
『そうなんですか…助けてくださりありがとうございます。』
「…勘違いをするなよ。ナマエは苦しんで死ぬんだ。今が死に時じゃあないからね。」
見下すような雲雀恭弥の目。
あたしは体を見ると、治療されている事に気付いた。
『これ、雲雀先輩が?』
「治療?僕じゃないよ。草壁にやらせた。」
草壁?
部下の事かな…
『保健室には連れて行かなかったんですね。』
もしも保健室に運ばれていたら、この任務に影響が出る。
「ナマエはどんなに怪我をしても保健室に行かないから、保健室が嫌いなのかと思ってね。」
『ははっ…はい、そうですね。』
「それより、そろそろシャツ着たら?」
『……』
胸元を見れば、包帯グルグル。
ん?あれ?
『あたし…シャツは?』
「治療に邪魔だったから破ったよ。」
『……』
めまいが…