苦しんでもがいて
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『それで、何の用だったんですか?』
「ナマエの机が汚いと苦情が来ていてね。」
『…あ。』
今朝の。
またあたしじゃないんですけど。
「どれくらい汚れているのか見に来たんだけど…」
『はぁ。』
この人に一々逆らうのも面倒だし。
「特に汚れている所もなかったし、掃除とかしなくて良いよ。」
『はぁ…ん?』
綺麗…?
「じゃあね。」
『はぁ。』
雲雀恭弥が立ち去ったのを確認して、あたしは自分の机を見た。
雲雀恭弥が言っていた通り、あたしの机に汚れなんてなかった。
一体誰が…
“雑巾持って掃除?”
“ちげぇよ!!”
『まさか…獄寺隼人?』
まさか…ね。
でも、他に思い当たる人が居ない。
『…そういえば。』
クラスに、誰も居ない。
部分的に血痕があるんですけど。
きっと雲雀恭弥が来て皆逃げたんだ。
『今のうちに帰ろう。』
あたしは鞄を持った。
『……』
“今日はいろいろとありがとうございました。
ナマエ。”
と、書いたメモを獄寺隼人の机の中に入れて、あたしは帰った。
帰って、ご飯を食べてボーッとした。
今日知り合った笹川京子は裏で男を操っているんだろう。
ああいう人はマフィアでは情報入手に役立つ。
笹川了平。
彼はまた違う。
楽しく戦っている感じ…かな?
とりあえずボクシング一筋って事しかわからなかった。
明日、笹川了平と手合わせをしてみたい。と思った。