苦しんでもがいて
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「…プッ」
『…似合わないならそう言ってください。』
同い年なのに、たまにどうしても敬語を言ってしまう…
『では、獄寺君も上手く逃げてね。』
「?」
『さっき男子達に顔、見られたでしょ。』
「あ…あんな雑魚共、俺の相手にならねぇよ。」
『そう。じゃあね。』
あたしは周りを気にしながら、教室を出た。
―スタスタ―
「…ん?」
ゲッ。
さっきの奴ら。
「オイお前。」
―ビクッ―
『な、何か…』
できるだけ高い声を出して、バレないように…
「ミョウジナマエを見なかったか?」
『さ、さぁー?お見掛けしていませんね。』
「そうか…わかった。」
ハァ――――。
ちょっとビックリ。
『……』
ちょっと、何でアイツらゴミ箱の中探してんの?
失礼じゃないか?
あー。怒りたい…怒りたいけどバレる。
「ミョウジのやつ居ねぇぞ。」
当たり前でしょ
『ハァ。』
あたしは諦めた。
『やっとついた。』
少し広い学校だからまだ迷う。
『とりあえず、早く帰ろう。』
―ガラッ―
『……』
「やぁ。ナマエ、何そのヅラ。」
何で雲雀恭弥が…?
しかもヅラってバレてるし。
しかもあたしってバレてるし。
『こんにちは。』
「これ没収ね。」
ヅラをとられた。
きっとあたしよりもこのヅラは雲雀恭弥の方が似合う。