苦しんでもがいて
夢小説設定
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―ドサッ―
「いったぁ~」
「京子、大丈夫か!?」
「頬、木で少し切れてるぞ!!」
「えっ!?…もうっ!!皆早くナマエちゃんを殺して!!」
「了解っ。」
―ダダダッ―
―ドドドッ―
走る音が近付いて来る。
捕まったらダメ。
ただじゃ済まされない。
『だいたい、何であたし…笹川京子に恨まれてんの…』
別に良いけどさ。
―ドンッ―
『ぶっ』
「いっ」
後ろを気にして走っていたら前の人を押し倒してしまった。
『あ、ごめんなさい。』
「いや…別に。」
『「あ。』」
獄寺隼人。
『あ…雑巾持って掃除?ごめんね。』
「ちげぇよ!!;;それより、早く退けっ!!」
―ドドドッ―
「いたぞ!!」
『うげ。しつこいなぁ。じゃああの群れに気を付けてね。』
そう言ってあたしは立ち上がった。
これから何処に逃げようかなー。
「追われてんのか?」
獄寺隼人もゆっくり立ち上がった。
『あー。うん、まぁね。じゃあ、あたし急ぐんで。』
走ろうとした。
でもそれは出来なかった。
獄寺隼人があたしの腕を掴んでいるから。
『……?』
「…来いっ!!」
『っ!!ちょっと!!』
何か良くわからないまま、あたしは獄寺隼人に引っ張られて走って。
とにかく後ろの奴らを振りはらう事で必死だった。