苦しんでもがいて
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女の可愛い笑顔には
いつも裏があると
女は気付き、男は惑わされる。
可愛い女はそれだけ特をするんだ。
使い方によりね。
―ガササッ―
『ハッハァッ』
「追って!!」
「おう。任せとけ!!」
裏庭で逆鬼ごっこ。
命賭けの。
20人くらいいる男子を避けるのは困難だなぁ…
あたしは賭けにでた。
―ザザッ―
『止まって!!』
「や、ちょっと!!」
笹川京子の後ろに回って首元を腕で掴んだ。
「京子っ!!」
「お前、卑怯だぞ!!」
どっちが。
『女一人にこんな多い人数で攻めてる方が卑怯なんじゃない?』
「ちょっと、離しなさい!!」
暴れる笹川京子。
『無駄だよ。男を使う女は力がないんだよ。』
「!!」
んー。
でもどうしよう。
とりあえず此処から逃げなくちゃいけない。
でも校庭はスグに捕まるから、狭い校舎の方が良い…よね?
『全員正座して。』
「は?」
『聞こえなかった?その場に全員正座しろって言ったの。』
渋々、正座をする男子達。
これでなんとかスタートダッシュは少し差が開く。
あとは…
―ドンッ―
「キャアッ!!」
『アンタらの好きな女受取りな!!』
笹川京子を男子達の元へ投げつけて
あたしは走り出した。