笹川兄妹
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やっと笹川了平から逃げて、教室に戻った。
そしたら
「あ、ナマエちゃん、お兄ちゃんにボクシング誘われたでしょ?」
なんか女の子に話かけられた。
『…誰?』
いつも陰口を言ったりしてる女子の中には居なかった。
「あ、私は笹川京子。」
笹川京子…ん?笹川?
『まさかあのボクシング男の…』
「うん!!妹なの!!」
世の中、不思議な兄妹がいるものだ。
『それで、何?』
周りの女子がこっちを見ている。
でも特に愚痴は言ってない…?
「お兄ちゃんがね、ナマエちゃんの戦いに感動して、ボクシング部に入れようとしてるけど、迷惑かかってるかな?」
『…迷惑ですよ。何度も断っているのに。貴方、妹なら貴方から言っておいて。』
「そ、そうだよね。ごめんね?迷惑かけちゃって…」
申し訳なさそうな顔をする笹川京子。
何か…まるであたしが悪いみたいな。
「とりあえず、いろいろお話したいんだぁ。だから、一緒にお昼食べよ~。」
あ、何かこの子の周り、花が飛んでる。
『はぁ。』
「じゃあまたお昼にね!!」
似てない兄妹だけど、この周りに流されない雰囲気が似てるかも。
そういえば、あたし…ここに来て女子と普通に話したの初めてかも。