笹川兄妹
夢小説設定
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教室に入ると、やっぱり皆が黙る。
『……』
懲りてないのか、今度は机が落書きだらけ。
『…センスのない落書き。』
一気に向けられる殺気。
「休んでたからもう怖くて来ないかと思ってたのに。」
「アイツ、丈夫だけが取り柄な馬鹿だね。」
「っていうか山本君の顔に傷つけたこと謝れよなー。」
『うるさいなぁ…戦ったんだから傷の一つくらいつくでしょ。』
「は?何が戦いだよ。山本君の顔によくも…」
『顔顔顔。あんたらは顔で好きになったのか。』
「なっ!!違うわよ!!」
『男の子なんだからあれくらいの傷、どうって事ないでしょ。』
「アンタっ…」
あたしを睨む女子。
でも、気付いてる?
「あのさー。そういう会話は俺が居ない時にしようぜ。」
山本武本人が居ること。
「あ、山本君!!顔の傷、大分塞がった?」
「まぁ…ぼちぼちな。…ナマエ、昨日休んでたけど傷はもう大丈夫か?」
『…お陰様で。まだ痛むけど。』
「結構楽しかったぜ!!…今度は立てなくしてやりてぇ。」
『っ。』
近付いてきて、耳元で囁かれたかと思ったら腰に痛み。
山本武が握っているんだ。
山本武…これはパッと見、イチャついているように見えますよ。
「ミョウジナマエ!!山本君から離れなさいよ!!」
『…だってよ、山本クン。』
「はいはい。んじゃまぁ、次は覚悟しとけよ?」
この人、戦いの時、特に何もしてなくない?とか思ったのは内緒にしとこう。