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「おい、あの沢田がミョウジをやっつけたぜ。」
「ダメツナが、山本よりも上?」
あたしの…負け?
嫌だ。
負けたくない。
あたしは負けない。
―ググッ―
「…まだ立とうとするの?」
『あた、しはっ…こんな所で負ける程…落ちぶれて居ない!!!!』
―ドンッ―
「っ!!」
いそいで立ち上がって、蹴り飛ばした。
「イデデッ」
やっぱり、普段の10代目は弱い。
『ハァッハァ…』
この二人だけで良かった。
もしも獄寺隼人も居たら大変だ。
「10代目!!大丈夫ですか!?」
「うっ…」
10代目を心配して走って来た獄寺隼人。
『あたし…帰るね。疲れた。』
「あぁ…気ぃつけろよ。」
『……』
獄寺隼人はこっちを向かずに言った。
でも心配してくれている感じはした。
疲れた。
この傷、放置して平気な物なのか。
とりあえず、帰りたい気持が大きかったから、あたしは鞄を持ってマンションへ帰った。
『ハァ…またいろいろ見られたし。』
確かに、女の格好ではないな。
血だらけのボロボロ。
『あ…』
扉の取っ手にビニール袋。
―ガサッ―
中身は大量の湿布と痛み止め薬。
そして、リボーンからの手紙。
“傷を治してから学校に復帰しろ。”
ねぇリボーン。
貴方はあたしの心配をしてくれているの?
どうして死ぬ気弾を使ったの?
こんな優しさがなければ、貴方を恨めたのにね。
続く