―昼休み―



「とうとう始まるね。」

「山本君が勝つに決まってるんだから!!」


「ミョウジナマエなんて、さっさとこの並盛中から居なくなれば良いんだよ!!」



応援もない
意味もない

この戦い。


でも、これで10代目達が強くなってくれるなら…



「…来たんだ。」


『あたしはそこらへんの女子とは違って、弱くないから。』


あたしは強くもない。
だけど、好きな人の為なら強くなれる。


『あれ？獄寺隼人は？』


「あぁ…此処で獄寺の技を出させると、退学もんだからなぁ…置くで見学させることにした。」


『へぇ。』



リボーンの言った通りだ。

『じゃあかかってきなよ。怪我しないようにね。』


「ミョウジさんこそ、簡単に死なないでね。」


「ちったぁ楽しませてくれよ？」

―ダッ―

まず、かかって来たのは山本武。
手にはバット。


―ガキィンッ―


「お。すげぇな。」

『…っ。』


クナイ２本をクロスしてなんとか日本刀を受け止める。


「手が塞がってるぜ？」


―ドッ―

『はがっ…』


蹴り飛ばされたし…


「ナマエー。本気出して殺り合わねぇとつまらねぇよ。」


『…うん。そうだね。』


この人達に、手加減は無用だね。