敵
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―キーンコーンカーンコーン―
『ハッ…ハァッ…』
―バンッ―
『ゼーゼー;;』
「残念だなミョウジ。惜しいが遅刻だ。」
『あ、のさ、先生…』
「落ち着いて話なさい;;」
『あたし、下駄箱の生ゴミ片付けていたんですけど。風紀委員に言われて。』
「あ…風紀委員か、なら仕方ない。席につきなさい。」
“風紀委員”って言葉を出しただけで教師もペコペコしちゃうんだ。
『ハーイ。』
周りの女子の舌打が聞こえる。
「先生…私、ミョウジさんと一緒に居るのが怖いです。」
「……ん?どういう事だ?」
さっき、蹴り飛ばした女子。
「私も、生ゴミ投げられました~。超臭かったしぃ~」
「私も見ました。ミョウジさんがこの2人に暴行したの。」
ちょっとちょっと。
あれが暴行だったらあたしのは何さ?
「ミョウジ、どういう事だ?」
『確かに、彼女達が言っている事は本当です。でも「酷いよミョウジさん!!」』
うるさいなぁ
「ミョウジさんってば、私達と全然仲良くしてくれないし…山本君の腰に椅子投げるし…」
「オイオイ、それは言わなくても…」
『顔が笑ってるよ。山本武。……んで?アンタらはあたしに何を望んでるの?仲良しごっこ?』
「ちげぇよ!!皆に土下座しな。そしたら許してあげる。」
許す…?
何を?
『あたしがアンタらに何をしたの?何も関わっていないし、迷惑かけた覚えないし。別にアンタに許しを請うつもりもない。』
「テメェ…」
『来るなら全員で来なよ。相手になってあげるから。』