居場所
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今は教室に戻りたくない。
でも保健室も行けない。
リボーンにも頼れない。
あたしの居場所なんて学校にはない。
『今頃1時間目の授業か…』
あまり廊下をうろついてると、先生に会っちゃうかも。
木の上で寝てようかな…
うん。そうしよう
『よっと。』
体があちこち痛いから木登するのに、鈍くなってる。
『でもここなら…誰にもみつからないよね。』
木陰もあるし、休まるかも。
幸い、目の前の教室は使われていないっぽいし。
あたしは安心しきって眠った。
寝不足だったからっていう理由もあるけど。
―キーンコーンカーンコーン―
『……ん』
授業、終わったんだ。
体を起こして、目の前の使われていない教室を見ると
『窓の鍵…開いてる?』
開いてるなら、ここから入った方が階段を使わなくてすむ。
『よっと。』
窓を開けて、入れた。
『……結構片付いてるんだ。』
外は暑いのに、涼しい部屋。
エアコンがついてるのかな。
待って。
『ここって…確か2階じゃ…』
一気に血の気が引いた。
ここはきっと応接室。
―ガチャッ―
『!!』
「じゃあ僕は休むから、誰も入って来ないでね。」
「はい。外で見張りをしています。」
ヤバイ。
思わず掃除ロッカーに隠れちゃったけど…
どうしよう。
続く