全てが容疑者
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「ミョウジさん、山本君に何かしたの!?」
「まさかアンタが山本君に怪我させたんじゃないでしょうね!?」
まぁ、そうですね。
やられた…やられた!!
ムカつく。
アンタらにこの額の傷は見えないんかい。
でも、嫌われなきゃ。
『あたしがやったよ。ムカついたから椅子で。』
「っざけんじゃねぇ!!!!このブスが、調子乗ってんじゃねぇぞ!!」
―ガンッ―
『っは!!』
女の凶変って怖い。
さっきまでブリブリだったかのが、いきなり叫んで蹴ってきた。
―ガタガタッ―
机にぶつかってその場に倒れると周りには女子だらけ。
何だ…“モテてる”って自覚あったんじゃん。
「山本君は野球部なんだよ?アンタ、自分が何したかわかってんの?」
『はは、山本君が野球馬鹿なんて事、昨日から気づいてたよ。』
―ドシッ―
『ぐぁっ!!』
仰向けに倒れてたから、腹を踏まれるのって苦しい…
「死ねよ!!山本君への謝罪で死ね!!」
「ミョウジなんか、転校して来ないでほしかった!!」
「テメェは下駄箱の生ゴミ以下だ!!」
あ…今の奴が犯人1か。
一人が踏み出すと、皆が踏んで来る。
『いっ…どうせ…顔が好みなタイプってだけなんだろ!!テメェらこそ偉そうな事ぬかしてんじゃねぇよ!!!』
「キャアッ!!」
一人の女子の足を掴んで、横に振り回した。
他の女子達はソイツの体に足が絡まるか、避けるかして動かなくなった。