全てが容疑者
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AM6:00
お弁当を作って、余ったオカズで朝ごはんを食べる。
顔を洗って、額の傷口にガーゼを貼って。
『いってきます。』
いざ、戦場へ
『眠…』
昨日は中々眠れなかった。
今日起こる事とか、リボーンとのデートの事とか、リボーンとの同居の事とか、リボーンとの今後の発展の事とか…
『……?』
気のせいか、生徒が皆あたしと一定の距離を保っている。
昨日の内に情報がまわったのかな。
学校までの道のりはそんなに長くはなくて、少し早めに学校に着いた。
『うわ。』
校門前には学ランにリーゼントが沢山。
全員、風紀委員の腕章をつけている。
『朝から濃いな。』
「ん?」
雑草っぽいのをくわえたオッサン…じゃなくて風紀委員があたしに気が付いた。
「委員長、ミョウジナマエです。」
出たよ。
「やぁ。結構早いんだねナマエ。」
『雲雀先輩こそ。』
「ワォ。何で僕の名前知ってるの?」
『有名人ですから。そちらこそ、何であたしの名前を?』
周りの生徒達が怯えている。
校門を通って良いのか迷って、反対の門に向かう人も居る。
「学校に居る奴の名前なんて、簡単に調べられるよ。」
『そーですか。では、あたし教室に入りたいんで。』
出来るだけ相手と目を合わせないようにして、その場を立ち去ろうとした。
―ヒュッ―
『!!』
「それは駄目だよ。君は昨日の続きに付き合うんだから。」
やっぱり、雲雀先輩はあたしを簡単には通さない。
首元のトンファーが、あたしを狙っている。